行き別れた母を探す
私の両親は、結婚してすぐに離別しました。
母は私を連れて家を出て、1〜2歳頃まで一緒に暮らしていたそうです。
その後、何が起きたのか、私は父方の家族と暮らすことになりました。
それから長い年月が経ち、
私が40歳を過ぎた頃、ふと思うようになりました。
「母の年齢を考えると、2度と会えなくなるかもしれない」
結果から言いますと、
私は母を見つけ、実際に会う事ができました。
その時に私が実際にやった方法を記していきます。
自分の本籍地で「戸籍謄本」を取る
最初に、自分の本籍地の役所で戸籍謄本を取りました。
戸籍謄本は『住んでいる場所』ではなく『本籍地の市区町村』に請求します。
※もし自分の本籍地が不明な場合は、住民票を取ればわかります。
「本籍地・筆頭者を表示する」にチェックをお忘れなく。
正直に言うと、戸籍謄本を見ても何が何だかわかりませんでした。
私は役所の窓口で聞きました。
「母の居場所を探しています。この戸籍のどこを見ればいいですか?」
ポイントを教えてもらいました。
離婚後どこへ転籍したかを見る
戸籍には、母の情報が記されています。
・離婚した日
・戸籍から抜けた日
・その後どこへ転籍したか
が書かれています。
例えば「〇年〇月〇日 〇〇県〇〇市へ転籍」
のように記載されています。
離婚して父の戸籍から抜けた後、どこの戸籍に移ったのかがわかるということです。
私の母は転籍地「埼玉県飯能市」と書いてありました。
行ける距離だったので私は後日、直接飯能市役所へ行きました。
※遠くて気軽にいけない場合は、郵送でも取得できるはずなので、本籍地の役所に電話して聞いてみましょう。
転籍先の役所で戸籍を取得
埼玉県飯能市の役所で、母の戸籍を取得しました。
ここで確認するのはその後さらに転籍していないか?です。
例えば再婚などしていた場合、
別の戸籍に移っている可能性があります。
その場合先と同様に、
「〇年〇月〇日 〇〇県〇〇市へ転籍」と書いてある筈なので、
再びその地域に訪れて、戸籍謄本を請求していきます。(戸籍を辿る)
私の母は飯能市から転籍はしていませんでした。
戸籍の附票で住所を確認
戸籍をたどった最後の自治体(飯能市役所)で、
『戸籍の附票(ふひょう)』を取得しました。
附票には、これまでの住所の履歴が記載されています。
ただし役所の方から、
「住民票の届け出が出されていない場合、
その住所に住んでいない可能性もあります」と言われました。
あくまで可能性のある住所ということになります。
住所に手紙を出す
附票に書かれていた住所は県外でした。
私はその住所に手紙を送りました。
数日後、手紙で返事があり、そこに電話番号が記載されていました。
緊張しながら電話をしてみました。
母とつながることができました。
親探しにかかる費用
行き別れた親を探すとなると、
探偵に依頼して何十万円もかかるようなイメージが私にはありましたが
実際はそうではありませんでした。
かかったお金は、戸籍を取り寄せる手数料と、
役所まで行く交通費、そして手紙を送るための切手代くらいです。
もちろん、すべてのケースですんなり見つかるとは限りません。
転籍を繰り返していたり、
海外に行っている可能性もあります。
また、居場所を知られないようにする為に、
附票に制限がかけられているケースもあるかもしれません。
それでも、
戸籍を辿ることで分かることは意外と多いです。
行き別れた親を探したいと思っている方がいたら、
まずは戸籍を確認するところから始めてみてください。
会うべきか悩んでいる人へ
同じ境遇の方から、相談を受けることがあります。
「会ったほうがいいと思いますか?」
私はいつも「会ったほうがいい」と即答しています。
なぜなら、
聞いている時点で気になっている事が明白だからです。
「このまま会わなくていいだろうか?」
そんなモヤモヤを終わらせるという意味で、
会う価値は十分にあると思うからです。
ただし、いくつか私なりに思うところもあります。
長年会っていない親です。
理想の母を想像してしまいがちですが、現実は違う可能性があります。
どんな人なのかは、会ってみないと分かりません。
もしかすると、会ってからも分からないかもしれない。
人間は自分の都合のいいように解釈するもの
こちら側にはこちら側の都合。
あちらにはあちら側の都合があり、
善悪を語る場面もあるでしょう。
私も実際そうでした。
父方は母を悪く言うし、母方は父を悪く言う。
赤ちゃんだった私に、
今になってその時の善悪をつけることは不可能です。
目的は、そこを紐解くことではありません。
(時にそれを求められることがあるかもしれませんが)
会いたいと思った自分の気持ちを
一番大切にしてほしいと思います。
良い人とは限らない(注意点)
悪い人かもしれない可能性を頭の片隅に置き、
ドライに考えて欲しいと思います。
いい人だったらラッキーくらいで(^^)
そのため、最初は
自分の住所を知らせない形で連絡を取る方が安全と思います。
例えば、
電話で返事をもらう形にしたり、
私書箱を利用するなどの方法もあると思います。
※私は数ヶ月後に引っ越しが決まっていた為、住所を書いて手紙を出しました。
※戸籍を辿るのは相手側からも可能になるので、注意するのであれば
附票の閲覧を不可にする手続きも取ってくださいね。
やった事まとめ
「親を探したい」
と思っている方の参考になればいいなと思います。
<やった事まとめ>
⓪本籍地が不明な場合住民票を取る(本籍地がわかる)
①自分の本籍地で戸籍謄本を取る
②探したい親の戸籍を辿る
③最後の転籍場所で戸籍の附票(ふひょう)を取る
④附票に書かれた住所へ手紙を送る
※意味がわからない時は臆せず役所の人に聞く
私は、この体験を動画にも残しています。
興味があれば、見てみてくださいね☆
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◆本記事は実体験をもとに執筆しています。状況によって対応は異なるため、必要に応じて専門機関へご相談ください。
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